– はじめに –
人生とは自分の意思とは異なるエネルギーに時々導かれることがあります。
3.11がきっかけとなり、放射能汚染が進む東京を離れ2012年の秋に明日香村に移住しました。
実は、その半年前の金環日食の時に初めて明日香村を訪れています。
柑橘系の花の香りに包まれた村を歩き回り、最後に辿り着いたのが、聖徳太子(厩所皇子)が産まれた橘寺でした。
境内から見渡すと、のどかな風景の中にあちらこちらと人が歩く姿。何とも心地良い風景でした。
香りの中でもひと際、品の良い香りを見つけ、「いったい何の花だろうか」。
境内の中に「橘の花」の写真を見つけ、その花の存在を知ることになるのです。
東京に戻り、改めて明日香村をリサーチしました。
衰退しているこの村の再生は、「村花」である「橘」と「聖徳太子の社会的活動」がキーワードになると考え、その半年後に「飛鳥人」になっていました。